水筒にコーヒーの匂いが！?臭いときはゴムやパッキンも洗おう

水筒にコーヒーを入れると匂いがつきやすいです。

便利でエコでお得な方法ですが、コーヒーは色素もニオイもついてしまう。

そこで今回は水筒についた、コーヒーの匂いの取り方を見ていきましょう。

特別なアイテムや消臭グッズを買う必要はありません。

お湯・重曹・クエン酸など、すでに家にあるようなもので代用できますよ。

定期的に洗うことでコーヒー臭の予防もできます。

水筒にコーヒーの匂いがこびりつく原因とは？

まずはなぜ水筒にコーヒーの匂いが残るのかを見ていきます。

臭いのタイプによって、考えられる原因も代わってきます。

① 水筒からコーヒー臭が！コーヒーの色素や匂いは残りやすい

洗っているのに珈琲臭が残る

この場合は洗い残しや、完全に洗えていない可能性が高いです。

水筒は長い筒になっていて、底や側面が洗いにくい構造。

ちゃんと洗えているか、手で触って確認するのも難しいですよね。

もともとコーヒーや紅茶など香りが強い飲み物は、色素や匂いが残りやすいです。

なので毎回、水筒の中をしっかりと洗う必要があるんですね。

重曹やクエン酸などで、つけ置きするなども検討しましょう。

(方法は後で詳しく解説しています)

② 水筒からカビ臭が！酸っぱい臭いはパッキンのカビが原因かも？

水筒は蒸れやすいので、カビが生えやすい環境でもあります。

水筒の部品同士のスキマや溝に、カビができているかもしれません。

もし洗っているのにカビ臭かったら、とくにパッキンを疑いましょう。

パッキンなどは取り外すのが面倒で、洗わない人も多いです。

なので雑菌やカビが繁殖しやすいんですね。

墨汁みたいなニオイがしたらカビを疑った方がいいです。

③ 水筒から金属臭が！洗い方が原因かも

金属臭がするなら、水筒の内部が錆びている可能性があります。

これは洗いすぎだったり、水筒に合わないドリンクを入れているのが原因。

例えばタワシやブラシなどで強くこすると、水筒の内部が傷つくんですね。

コーティングがはがれて傷ができ、そこからサビると金属臭がします。

また塩素系漂白剤など強いアルカリ性で洗うのもダメ。

サビの原因になるので、漂白剤は酸素系漂白剤を使った方がいいです。

水筒にコーヒーを入れること自体は危険性はありません。

ただしっかりと洗わないと、雑菌やカビが繁殖するので注意しましょう。

参考⋙コーヒーを水筒に入れるのは危険？

水筒についたコーヒーの匂いを取る方法【準備】

まずは匂いがついた水筒を洗う準備を行います。

水筒を分解して、洗う時に必要なグッズを揃えましょう。

① 水筒を分解する！どこが臭うか確認

最初は水筒を分解します。

本体・パッキンを分解して、どちらが臭うかも確認しましょう。

不安な場合は分解前の写真を撮っておくと安心です。

後でわからなくなったときに組み立てやすいので。

普段から簡単に手で洗っていると、水筒の底やパッキンが臭いやすいです。

風味が落ちると、コーヒーも不味く感じるので注意しましょう。

参考⋙コーヒーを水筒に入れるとまずい？美味しくない理由

② 水筒の匂いを取り除くグッズを用意！【クエン酸・重曹・酸素系漂白剤】

汚れを落とすために必要なグッズを準備していきます。

まずはぬるま湯とスポンジ、食器用洗剤を用意。

これらは最後に洗うときに使います。

そして水筒の匂いを落とすときは、基本的に浸け置きをするんですね。

そのときに試す価値があるのが、クエン酸・重要・漂白剤となります。

これらはドラックストアや、100均にも売っているお手軽掃除グッズ。

でもわざわざ買う必要はありません。

手元にあるものから試して、匂いが落ちないときに購入を検討しましょう。

水筒についたコーヒーの匂いを取る方法【お手軽】

最初は簡単なニオイの落とし方から見ていきましょう。

普段、簡単な水洗いしかしていない人は、以下のやり方から試した方がいいです。

お湯やお酢を使って洗うと、臭いもスッキリするかもしれません。

① 水筒はお湯で洗った方が臭いも落ちるし乾きやすい

水筒についた汚れはお湯で浮かすことができます。

汚れがつきやすい底の部分までお湯が届くので、洗いやすくなる。

汚れが落ちるだけで、臭いも減るかもしれません。

注意したいのは熱湯は使わないようにすること。

70℃以上のお湯は水筒で対応していないので、容器が変形する恐れがあります。

(ちょっとだけ変形してコーヒーが漏れることがあるので注意)

お湯も水筒の内部に入れるだけで、水筒全体を浸すのはよくないです。

しばらくお湯につけたあとに、いつも通り水筒を洗いましょう。

スポンジが届かない場合は、お箸で挟めば水筒の底まで洗えます。

傷つきやすいパッキンは、歯ブラシや綿棒などで汚れを落としていきましょう。

汚れによる匂いが原因なら、この洗い方で軽減できるはずです。

② 水筒をお酢で洗うこともできるがリスクもある

家にあるもので洗う方法として、お酢があります。

お酢には殺菌効果があるので、水筒についた水垢も落としてくれる。

消臭効果もあるので、臭いを消すことも期待できます。

ただお酢を使うときは、長時間浸け置きしないようにしましょう。

お酢は酸性なので、ずっと水筒に入れておくと錆びの原因になります。

洗う時にお酢を使って洗うくらいの感覚でOK。

浸け置きも30分くらいにして、匂いが落ちないか様子を見てください。

もしお酢を使うのが嫌なら、次に解説するアイテムで代用しましょう。

コーヒーの匂いがついた水筒を洗う【3つのアイテムを使おう】

もしクエン酸や重曹や酸素系漂白剤があれば、それらのアイテムを使うべきです。

先ほどお話ししたようなお湯やお酢よりも、匂いが落ちやすいので。

100均でも購入できるので、財布に負担はかけませんよ。

① 水筒の水垢が原因の臭いならクエン酸で落とせる

水筒に白い汚れがあるなら、水垢が原因の悪臭である可能性があります。

そして水垢を落とすのに効果的なのがクエン酸です。

クエン酸で水垢を落とし、臭いを消していきましょう。

水筒くらいのサイズであれば、クエン酸を大さじ1杯くらいで大丈夫。

2～3時間ほど浸け置きして、匂いが落とせないか試してください。

② 水筒のコーヒー臭は重曹で落とそう

コーヒーのこびりついた臭いは重曹で浮かせて落とします。

食器用の重曹を使うだけ。

重曹は殺菌効果もあるので、雑菌臭にも効果があります。

食用の重曹だと肌にも優しいので、手洗い可能ですね。

③ 水筒のカビ臭には酸素系漂白剤(オキシクリーン)

カビ臭がするときは、漂白剤を使います。

水筒に使うのであれば、酸素系漂白剤が良いでしょう。

オキシクリーンなどがおすすめです。

酸素系漂白剤ならパッキンも浸け置きして洗えます。

使いやすい漂白剤なので１個、家に常備しておくと良いですよ。

参考⋙サーモスの水筒にコーヒーって入れても大丈夫？

水筒のコーヒーが臭いときやってはいけない落とし方

最後は水筒の匂いが気になるときに、やってはいけないことを見ていきます。

逆効果だったり、水筒の劣化や錆びに繋がる行動になります。

① ハイターなど塩素系漂白剤は強力だけど使えない

塩素系漂白剤はステンレス製の水筒に使うと錆びの原因となります。

なので水筒自体も劣化するし、金属臭が酷くなるかもしれません。

パッキン部分も劣化しやすいので塩素系漂白剤はNG。

ちなみにプラスチック製の水筒であれば、塩素系漂白剤でも使用は可能です。

② 匂いが気になるからと強く擦ると金属臭が酷くなる

水筒の匂いが気になるからと、ゴシゴシ洗いすぎるのも危険。

ステンレスが傷つき、そこからサビる原因となります。

タワシを使っても汚れは落ちますが匂いは落ちません。

なので洗うときはスポンジを使った方が良いんですね。

水筒がコーヒー臭いときは洗おう！自宅のグッズで対応可

コーヒーは匂いや着色が水筒につきやすいです。

なので基本的には早く飲み切って、その後は軽く水洗いすること。

これだけでコーヒー臭を予防できます。

帰宅後はスポンジを使って水筒の底まで洗うこと。

ぬるま湯を使うと汚れも浮かせやすいし早く乾くのでおすすめ。

通常の洗い方で匂いが起きない場合は、クエン酸・重曹・塩素系漂白剤を検討しましょう。

しばらく浸け置きして洗い落とせば、臭いも軽減しますよ。

もし汚れも気になるなら、以下の記事を参考にしてください。

参考⋙水筒にコーヒーを入れたせいで汚れが！洗い方を解説