コーヒーを水筒に入れるのは危険？アイスコーヒーのダメだめな入れ方や注意点

コーヒーを水筒に入れること自体に危険はありません。

コーヒーだからダメとか、コーヒーだから早く腐るということはないです。

ただカフェオレなどミルクが入っている飲み物は、水筒に入れると危険が高まります。

そこで今回は、『コーヒーを水筒で安全に飲む方法』を見ていきましょう。

危険が高まるパターンや注意事項を知れば、安心してマイボトルで珈琲を楽しめますよ。

まずは水筒に入れて良い飲み物と、ダメな飲み物から確かめていきましょう。

コーヒーを水筒に入れるのは危険？アイスコーヒーも可

まずはコーヒーを水筒に入れて問題はないのか。

水筒に入れて大丈夫な飲み物と、ダメな飲み物を事前に確認していきます。

① コーヒーは水筒に直接入れても大丈夫！お茶や水と同じ

ステンレスの水筒だと、酸性やアルカリ性の飲み物って入れていいか不安ですよね。

ただ基本的には、お茶・水・コーヒーなどは入れても問題ありません。

実際にサーモスの公式サイトでの質疑応答でも、以下のように記述があります。

水筒にアイスコーヒー（ミルク、ガムシロ入り）を入れていただだいても、まったく問題ありません。ミルクも長時間いれっぱなしにせず、飲み終わったらお早めに洗っていただければ、悪辣な環境にはなりませんよ。

引用元　サーモス

なのでミネラルウォーターや、お茶と同じ感覚で珈琲を入れても大丈夫。

洗い方や保存方法で注意すべき点はありますが、コーヒー自体に危険性はありません。

② 水筒に入れてはいけないドリンクとは？ミルクやカフェオレは腐る

一方で水筒に入れない方がいい飲み物もあります。

例えば塩分が含まれているものは、水筒のステンレスを錆びさせる原因となります。

これらの飲み物を入れておくと、金属が錆びてしまうんですね。

水筒内部に傷があれば、そこから金属部分が溶け出すリスクもあります。

もしスポーツドリンクなどを入れたい場合は、プラスチック製の水筒がおすすめ。

また乳製品が含まれる飲み物も、水筒に入れるときは注意が必要です。

なぜなら時間を空けると腐敗しやすいから。

腐敗しやすいので、お茶や水より早く飲み切ることを意識しないといけません。

カフェオレも長期保存には向かないので、水筒で飲むのは控えましょう。

③ 水筒のタイプによっては飲み物に関係なく危険？

補足情報として、水筒にタイプによっては飲み物関係なく危険が高まることがあります。

それがストロータイプの水筒。

ペットボトルなども同じですが、飲み口には雑菌が繁殖しやすいんですね。

8時間以内に飲み切った方が安全と言われています。

つまり直飲みするタイプの水筒で、少しずつコーヒーを飲む危険。

雑菌が繁殖するほど食中毒のリスクが高まるからです。

対策としては一度飲んだら、その時に飲み切ってしまうこと。

もしくはコップ型の水筒などに切り替えると、危険性はなくなります。

コーヒーを水筒に入れるのが危険なパターンを見ていこう！

次は水筒に入れる時の注意事項を見ていきます。

水筒に入れること自体は問題なくても、以下の3つには注意した方が良いですよ。

① 熱すぎるコーヒーを水筒に入れると漏れる？漏れない工夫をしよう

熱すぎるドリンクを水筒に入れないようにしたいですね。

なぜなら中身が漏れやすくなるから。

熱いコーヒーを入れて蓋をすると、水筒に気化した空気が溜まっていきます。

すると内部に圧力がかかり、水筒の隙間からコーヒーが漏れやすくなるんですね。

キャップなどをしっかりと閉めても、圧力がかかれば漏れるリスクはあります。

なのでホットコーヒーを水筒に入れるときは、少し冷ましてから入れるのがおすすめ。

70℃くらいのお湯でコーヒーを作れば、漏れるリスクもグッと下がります。

② 時間をかけてコーヒーを飲むのはだめ？劣化して味が変わる

腐るなどの心配は少なくても、コーヒーには弱点があります。

それが空気に触れると酸化して味や香りが落ちてしまうこと。

もともとコーヒーは淹れたてが一番おいしい。

時間が経つとどんどん酸化して、味が変わってしまうんですね。

なので珈琲を水筒に入れたとしても、早めに飲み切るように心がけた方がいいです。

後で解説していますが、味が変わりづらいのはホットコーヒーよりアイスコーヒーです。

また容器にたっぷり入れることで、空気に触れる量を減らし酸化のスピードを緩めることも可能です。

参考⋙コーヒーを水筒に入れるとまずい？美味しくない理由

③ コーヒーの酸味が強いと危険！酸っぱいと食中毒に？

コーヒーを水筒に入れること自体は大丈夫。

でも長時間そのままにしておくと、当然ですが腐敗していきます。

もし香りが酸味を通り越し、て酸っぱいときは要注意。

もうすでに腐っているから飲めない状態になっています。

口に含んで少しでも酸っぱいと感じたら、飲むのは辞めましょう。

(コーヒーに限らず、すべての飲み物で言えることですが)

私は食中毒リスクを考えて、夕方以降は水筒の珈琲は飲まないようにしています。

朝にコーヒーを水筒に入れて午前中に飲み切る。

午後は100円のコンビニコーヒーを飲むのがコスパ最強ですね。

(コンビニコーヒーは回転率が高くコーヒー豆も新鮮なので美味しい。)

もし夕方以降に飲みたくなったら、スタバのカフェインレスコーヒーなどにします。

夕方以降にカフェインを飲むと睡眠の質が下がるので、カフェインレスがおすすめ。

コンビニやカフェでテイクアウトしたコーヒーも、タンブラーに入れると保温できますよ。

参考⋙コンビニコーヒーのタンブラーにおすすめを特集！

コーヒーを水筒で安全に飲むときの3ステップを紹介

最後は今後も水筒で安全にコーヒーを飲む方法を見ていきます。

水筒選び・コーヒーの入れ方・水筒の洗い方

この3つを意識すれば、明日以降も楽しくコーヒーを飲むことができますよ。

① 水筒はコーヒーの香りが付きにくいテフロン加工やフッ素加工が良い

もし水筒を買い替えようと思っているなら、コーヒー向きの水筒を選びましょう。

例えばテフロン加工など金属でない素材であれば、コーヒーの匂いが付きにくいです。

また保温・保冷機能に優れているものなら、コーヒーを美味しく飲むことができますよね。

コップ型であれば飲み口に雑菌が繁殖しにくいので、安全にコーヒーを飲むことができます。

最近ではコーヒー用のボトルも販売されています。

サーモスなど王道メーカーの中から、お気に入りの水筒を選んでみましょう。

参考⋙サーモスの水筒にコーヒーって入れても大丈夫？

② 安全なコーヒーの入れ方とは？アイスコーヒーが良い

安全に飲みたいなら、ホットコーヒーよりアイスコーヒーがおすすめです。

理由は水筒内部で圧力がかかり漏れるリスクがないから。

アイスコーヒーで密閉できていれば、カバンの中で珈琲が漏れることはありません。

さらに酸化しにくいという点でも、アイスコーヒーの方が優れています。

コーヒーはホットの方が、すぐぬるくなり酸化しやすいんですね。

水筒に入れたコーヒーをゆっくり楽しむなら、アイスコーヒーの方が向いています。

また入れる量に関しては、水筒の規定量たっぷりを意識しましょう。

たくさん入れた方が、触れる空気の量が減り酸化を遅らせることができます。

もちろん規定量以上を入れると漏れるのでダメ。

ただ酸化しづらくさせるために、水筒で許されている量まで入れるのがおすすめです。

ミルクを入れたい場合は腐る心配をなくすため、飲む直前に入れた方が良いです。

コップ型の水筒であれば、コップにミルクを入れることができますよ。

③ 帰宅後は水筒を分解してパッキンも洗うのが理想

水筒で珈琲を飲んで帰宅したあとは、水筒を洗う行程になります。

ただ水筒って中身までしっかりと洗いにくいですよね。

そこで検討したいのが”つけ置き”。

お湯にクエン酸や重曹などを混ぜて水筒にいれて、汚れを浮かすと洗いやすいです。

飲み口がストロータイプなら、毎回ストロー部分もしっかり洗いましょう。

パッキンなども取り外すのは面倒ですが、部品もつけ置きした方が安全です。

洗っているのに水筒が臭いときは、洗えていない証拠。

雑菌やカビが繁殖している可能性が高いので気を付けた方が良いですよ。

水筒の洗い方は、以下の記事も参考にしてください。

参考⋙水筒にコーヒーの汚れが！落とし方を解説

コーヒーは水筒に入れても危険はない！ただ注意事項はある

コーヒーはお茶や水と同じく、水筒に入れても問題はありません。

ただミルクをたっぷり入れたり、カフェオレは腐りやすいので避けましょう。

またコーヒーが熱すぎるとカバンの中で漏れるので注意。

時間を空けるほど酸化して味もニオイも劣化するので、早めに飲み切るのがおすすめです。

もし水筒に臭いが残っていたら、上手く洗えていない可能性があります。

以下の記事を参考に、こびりついた臭いを取り除きましょう。

参考⋙水筒にコーヒーの匂いが！重曹やクエン酸で消せる？