缶コーヒーを飲むと、気持ち悪くなるのはなぜでしょうか。
私もコーヒー自体は好きだし、缶コーヒーもよく飲みます。
でもその日の体調や缶コーヒーの飲み方によって、体調を崩すこともあるんですね。
なぜ缶コーヒーで体調不良になることがあるのか。
今回は缶コーヒーで気持ち悪くなる原因と対処法を見ていきます。
予防するには、自分に合わない飲み方や成分を避けるしかありません。
過去に気持ち悪くなったシチュエーションを思い出して、原因を探っていきましょう。
缶コーヒーを飲むと気持ち悪くなるのはなぜ?胃もたれや吐き気の原因
コーヒーは大丈夫なのに缶コーヒーは合わない
そんなときは以下の3つの原因が考えられます。
① 缶コーヒーの人工甘味料で胃もたれや胸焼けに?
缶コーヒーには、人工甘味料が含まれているものが多いです。
人工甘味料とは飲料に甘さを加えるのが目的。
人工甘味料
- アセスルファムK
- スクラロース
- アスパルテーム
これらの人工甘味料が、人によって合わないことがあるんですね。
すると胃もたれや腸内環境の悪化など消化不良になり、気持ち悪く感じる場合があります。
『○○の缶コーヒーだけ合わない』という場合は、人工甘味料をチェックしましょう。
成分表を見れば、何が含まれているか確認できますよ。
② 缶コーヒーの香料や乳化剤などで下痢?お腹壊す可能性
人工甘味料以外にも、缶コーヒーには品質を維持するために使われるものがあります。
例えば乳化剤。
マーガリンなどで体調が悪くなりやすい人は、飲んだ缶コーヒーに乳化剤が入っていないか確かめた方が良いですね。
乳化剤とは?
食品をクリーミーにする添加物のこと。油分の浮遊や沈殿を防ぐために使われる
また缶コーヒーに含まれる香料も、人によって相性が出てきます。
香料とは?
コーヒーのような香りを付け加えるために淹れられる添加物
缶コーヒーは製造過程で香りが抜けやすいんですね。
それを防ぐために入れた香料で、気持ちが悪くなる人もいます。
無香料の缶コーヒーや、缶コーヒー以外のコーヒーなら美味しく飲める人は香料が原因の可能性が高いです。
香料はメーカーによって変わるので、特定の缶コーヒーだけ合わない場合も、香料が原因かを疑いましょう。
③ どの缶コーヒーでも気持ち悪くなるなら砂糖が原因?
無糖の缶コーヒー以外だと気持ち悪くなる
この場合は缶コーヒーに含まれる砂糖が原因の可能性があります。
缶コーヒーは喫茶店のコーヒーのように、砂糖の量を調節できません。
缶コーヒー1本には、10gの砂糖が含まれていると言われています。
(これは一日の砂糖の摂取量の半分以上の量となります。)
これだけの砂糖を一気に飲むと、血糖値が急上昇してしまうんですね。
すると、すい臓からインスリンが分泌され血糖値が下がるよう働きかけます。
このインスリンは過剰に分泌されると、倦怠感や眠気・吐き気や不安感などに繋がるることも。
空腹時や一気飲みで気持ち悪くなるなら、砂糖が原因かもしれません。
無糖の缶コーヒーや、カフェなどのブラックコーヒーを飲むようにすると良いですよ。
缶コーヒーだけ気持ち悪くなるとき
- 成分表の人工甘味料を確認する
- その他の香料や乳化剤などの添加物も確認
- 砂糖の摂取が原因の可能性もある
缶コーヒー以外でも気持ち悪くなる人がいるのはなぜ?
缶コーヒーに限らず、他のコーヒーでも気持ち悪くなるときがある。
そのときはコーヒー全般で原因を考えて行きましょう。
ペットボトルコーヒーやコンビニコーヒーでも体調が悪くなる場合は、以下の3つの原因が考えられます。
① コーヒーのカフェインを摂り過ぎると気持ち悪くなる
ほとんどのコーヒーには、カフェインが含まれています。
カフェインは胃液分泌を促したり、交感神経を刺激する作用があるんですね。
なので適量であれば食後のコーヒーで消化を助けたり、仕事モードに切り替える効果があります。
ただ過剰に摂取すると、消化不良などで気持ち悪くなることがあります。
カフェインの過剰摂取すると?
- めまい
- 心拍数が増加
- 興奮や不安
- 不眠
- 下痢
- 吐き気
カフェインはコーヒーだけに含まれているわけではありません。
お茶や清涼飲料水、エナジードリンクにも使われています。
なので1日のカフェイン摂取量を確認してみましょう。
一般的な缶コーヒーであれば1日2本以上飲むと、カフェイン摂取量の目安を超えることになります。
② 自律神経が乱れるとコーヒーで体調不良になる
私が該当するのがコレ。
長期的なストレスなどで自律神経が乱れ、コーヒーを飲むと体調が悪化するケースです。
もともとコーヒーには交感神経を活性化させる働きがあるんですね。
なので仕事前に飲んだり、昼食後の眠気予防に飲むと効果があります。
ただ自律神経が乱れていると、交感神経が優位になりすぎて体調不良になるんです。
私も動機がしたり不安や焦燥感が強まって、吐き気などを感じます。
普段から疲れが溜まっている自覚があるなら、自律神経の乱れを疑いましょう。
コーヒーを減らすだけでなく、日々のストレス対策が必要になります。
③ コーヒーの飲み方を誤ると体調不良になりやすい
コーヒーは飲み方によっても体調を崩すことがあります。
例えば一気飲みをすると交感神経が刺激され、心拍数が増え吐き気を感じやすい。
また砂糖入りコーヒーを一気飲みすると、血糖値が上昇しやすいんですね。
するとインスリンも過剰に分泌され、倦怠感や吐き気に繋がります。
空腹時にコーヒーを飲むと、胃酸が分泌され胃が荒れることも。
胃もたれや胸焼けによる気持ち悪さなら、空腹時にコーヒーは避けましょう。
コーヒーにはカフェインや砂糖などが含まれています。
なので一日の飲む量やタイミングも重要になってくるんですね。
缶コーヒー以外でも気持ち悪くなる
- カフェインの過剰摂取
- ストレスで自律神経が乱れやすくなる
- 空腹時や一気飲みも体調不良に繋がる
缶コーヒーで気分が悪くなるときの対処法とは?
では先ほどの原因を踏まえて、どのように缶コーヒーを飲めばいいか。
缶コーヒーの選び方・飲み方を意識すると、気分が悪くならず楽しめますよ。
① 1日のカフェイン量を調節しよう!カフェインレスやデカフェも検討
まずは1日に摂取するカフェイン量に気を付けましょう。
カフェインはコーヒーだけに含まれるわけではありません。
コーヒー以外でカフェインを含む飲み物
- 紅茶
- ほうじ茶
- 烏龍茶
- コーラ
- エナジードリンク
- ココア
健康な成人だと、最大400mgが1日の摂取量の目安となります。
これはコーヒーだけで言うと約3杯くらい。
缶コーヒーだと1本で約100~150mgのカフェインが含まれています。
つまり缶コーヒーを飲む場合は、1日2本が目安。
ただ体調を崩しやすいという自覚があるなら、1日1本を目安にしてもいいです。
2本目以降はカフェインレスやデカフェなどで代用すると良いですよ。
② 缶コーヒーで自分に合わない添加物を成分表から見つける
特定の缶コーヒーで気分が悪くなるなら、成分表を見ていきます。
過去に体調を崩した缶コーヒーの成分表を見ると、あなたに合わない添加物がわかります。
成分表を確認
- 人工甘味料
- 香料
- 乳化剤
- その他の添加物
ダイドーの缶コーヒーは無香料なので、香料が苦手な人におすすめ。
もしくは缶コーヒーを辞めて、コンビニコーヒーを試すのも良いですね。
コンビニコーヒーは人気なので、コーヒー豆も新鮮で風味もしっかりしています。
苦手な添加物がわかれば、それを避けるとコーヒーを楽しく味わえますよ。
③ ストレス対策をして自律神経を整えてコーヒーを飲めるようにしよう
私のようにストレスで自律神経が乱れると、コーヒー全般が飲めなくなります。
それを防ぐためには、日頃からストレス対策をコツコツと実践するのがおすすめ。
私が短時間で効果を感じたストレス対策は、以下の通りです。
おすすめのストレス対策
- YouTubeでヨガを見て実践する
- マインドフルネスで5分瞑想する
- 公園で自然を感じる
ストレス対策は人によって効果に個人差があります。
日頃から習慣にできるものであれば、自律神経も乱れにくくなりコーヒーを毎日楽しめるようになりますよ。
あとは何といっても、睡眠の質を高めることが大事ですね。
コーヒーはカフェインが含まれるので、16時に飲まないようにしています。
16時以降はデカフェを飲むなど、カフェインレスのコーヒーで代用しています。
④ 缶コーヒーを飲んで胸焼けや胃もたれを感じたときは白湯を飲もう
日頃からストレス対策をしても、それでもたまにコーヒーを飲んで気持ち悪くなるときがあります。
私の場合は不安感や吐き気・胸やけを感じることが多い。
このときに効果的な対処法が白湯になります。
白湯は消化に良いので胃腸に負担をかけません。
あったかいお湯で胃酸を中和してくれるので、胸焼けを改善してくれます。
そしてポカポカと温まるので、リラックス効果もあるんですね。
もし胃腸の不調が出やすいなら、白湯を飲んで効果を実感してみてください。
⑤ 缶コーヒー以外のコーヒーで毎日を楽しもう
いろいろ工夫しても、やっぱり缶コーヒーが合わない
こんなときは缶コーヒー以外のコーヒーを楽しむという方法もあります。
缶コーヒーは長期保存するため、添加物などを入れないと成立しません。
なのでほかのコーヒーより、『美味しくない』とか『合わない』という声も多いんですね。
コスパで言うとコンビニコーヒーが最強です。
1杯100円台で新鮮なコーヒー豆で挽いたコーヒーを飲むことが可能。
またスターバックスやコメダなどで、コーヒーを飲むのも良いですね。
タンブラーを使えばテイクアウトも気軽にできますよ。
缶コーヒーを飲むための対処法
- 1日のカフェイン摂取量を守る
⇒缶コーヒーは1日1本が目安 - 特定の缶コーヒーが合わないなら成分表を見る
⇒共通する添加物があるならそれを避ける - ストレス対策を習慣化して自律神経を整える
- 胸焼けや動機には白湯が良い
- 缶コーヒー以外のコーヒーも美味しい
缶コーヒーで気分が悪いときは原因を特定しよう
缶コーヒーで気分が悪くなるときは原因があります。
まずは缶コーヒーだけ気分が悪くなるか、コーヒー全般で同じ症状が出るかを確認。
缶コーヒーだけ合わないのなら、添加物や砂糖が原因の可能性が高いです。
もしコーヒー全般で気分が悪くなるときがあるなら、カフェイン量や飲み方を気を付けましょう。
体質があるので、どうしても合う・合わないという問題は出てきます。
ただ原因を突き止めることができれば、気分が悪くなることを防げますよ。
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